違いのわかる渡り鳥
違いのわかる渡り鳥 (創元推理文庫)
クリスティン・ゴフ (著), 早川 麻百合 (翻訳)
『ワタリガラスはやかまし屋』に続く、バードウォッチャー・ミステリーの2作目です。
といっても、主人公は、別人になっているので、独立して読んでも特に問題はないです。
ホテルの経営者のラーク・ドラモンドの友人が殺されます。その友人は、メキシコ産有機栽培コーヒーの買い付けとカフェの経営を行なっていました。ラークは、たまたま、バードウォッチングを楽しんでいるときに望遠鏡越しに友人が殺害される現場を目撃してしまいます。また、殺された友人の事業の共同経営者になっているので、残された帳簿を預かる立場にもなります。
ということで、主人公は、本業のホテルの経営、残されたコーヒー事業の引継ぎ、バードウォッチ大会での仕事、そして、犯罪に巻き込まれると大忙しになります。
いわゆる、アメリカのユーモア・ミステリの一種ですから、ミステリの質というよりも、キャラクターや、その生活を楽しむとわりきって読むのが正しいと思います。(^_^)
私は、アメリカのバードウォッチャーたちの雰囲気が描かれているのが楽しくて、このシリーズは期待しております。(小説だから、誇張はあると思いますが。)
あと、鍵となるのは、メキシコの有機栽培コーヒーですが、この辺は、政治情勢などもからめ、詳しく書かれているので、ちょっとした勉強になりました。
これからは、農業も、環境を保護しながら、やっていかなかければならないのですが、それには、お金や時間がかかるというのが、本当にやっかいな問題です。だから、今回の事件が起きたといった社会問題を何気なく読めたのはちょっとよかったかなと思います。
ちょっと、ラストがなだれ込むような感じで終わったのが残念な感じです。
あとは、当然、アメリカの話だから、アメリカの野鳥の話ということで、絵が欲しいと思ってしまいました。
クリスティン・ゴフ (著), 早川 麻百合 (翻訳)
『ワタリガラスはやかまし屋』に続く、バードウォッチャー・ミステリーの2作目です。
といっても、主人公は、別人になっているので、独立して読んでも特に問題はないです。
ホテルの経営者のラーク・ドラモンドの友人が殺されます。その友人は、メキシコ産有機栽培コーヒーの買い付けとカフェの経営を行なっていました。ラークは、たまたま、バードウォッチングを楽しんでいるときに望遠鏡越しに友人が殺害される現場を目撃してしまいます。また、殺された友人の事業の共同経営者になっているので、残された帳簿を預かる立場にもなります。
ということで、主人公は、本業のホテルの経営、残されたコーヒー事業の引継ぎ、バードウォッチ大会での仕事、そして、犯罪に巻き込まれると大忙しになります。
いわゆる、アメリカのユーモア・ミステリの一種ですから、ミステリの質というよりも、キャラクターや、その生活を楽しむとわりきって読むのが正しいと思います。(^_^)
私は、アメリカのバードウォッチャーたちの雰囲気が描かれているのが楽しくて、このシリーズは期待しております。(小説だから、誇張はあると思いますが。)
あと、鍵となるのは、メキシコの有機栽培コーヒーですが、この辺は、政治情勢などもからめ、詳しく書かれているので、ちょっとした勉強になりました。
これからは、農業も、環境を保護しながら、やっていかなかければならないのですが、それには、お金や時間がかかるというのが、本当にやっかいな問題です。だから、今回の事件が起きたといった社会問題を何気なく読めたのはちょっとよかったかなと思います。
ちょっと、ラストがなだれ込むような感じで終わったのが残念な感じです。
あとは、当然、アメリカの話だから、アメリカの野鳥の話ということで、絵が欲しいと思ってしまいました。
2011年5月17日 12:29 | カテゴリー: 本の紹介
コメントの投稿