8月・ブッポウソウ
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イラスト:折笠由香利 |
ブッポウソウ【仏法僧】 Eurystomus orientalis ブッポウソウ目ブッポウソウ科 全長:30cm 夏鳥として九州、四国、本州に渡来する。 見られる主な場所は、 平地から山地の林や寺社林、湖沼や農耕地に隣接する林など 高木の上や空中での生活が多く、低い所に降りることは少ないそうです。また、昆虫類等を主食とし、飛翔しながら採食します。 「ブッポウソウ」と鳴く鳥は、この鳥だと思われたので「ブッポソウ」と名づけられたが、実は、「ブッポウソウ」と鳴く鳥は、「コノハズク」だと判明したので、以後、コノハズクを「声の仏法僧」で、この鳥を「姿の仏法僧」というそうです。ちなみに、ブッポウソウは、「ゲェゲゲゲ」と鳴くそうです。 俳句では、「仏法僧」というと「コノハズク」のことを指すそうです。『鳳来寺山のブッポウソウ』という歌が、最近、テレビで放送されたので、聞いたことがある人もいるかと思いますが、これも、「コノハズク」のことを指しています。 近年、数が減ってきて山口県カテゴリーでは、絶滅危惧IA類、環境省カテゴリー では絶滅危惧II類に指定されています。そう思うと、何かと話題になるのは、「声のブッポウソウ」ですが、「姿のブッポウソウ」も、もっと注目されてもいいかもしれませんね。 |