2月・イソシギ
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イラスト:折笠由香利 |
イソシギ【磯鷸】 Actitis hypoleucos Common Sandpiper チドリ目シギ科 全長:約20cm 留鳥または漂鳥で、日本全国で見られ、北海道、本州、九州で繁殖する。 見られる主な所は、河川、河口、池、湖沼、水田、海岸、干潟、埋立地など。 水生昆虫やその幼虫、甲殻類、貝類、魚類などを食べる。 繁殖期以外は、1羽で生活していることが多い。ピィーピィーと澄んだ声で鳴く。 属名 Actitis はギリシア語aktites(海岸にすむもの)が由来、種小名 hypoleucos はギリシャ語hupo(下、下面)とleukos(白い)よりなる。「体の下面が白い、海岸に棲む鳥」。しかし、イソシギは、棲息環境として磯を特に好む性質はないとのことです。 日本では、江戸時代中期から"かはちどり"の名で知られているそうです。後期になって"ぴいぴいしぎ"、"ぴいにすちどり"の名で呼ばれたそうです。 「日米渡り鳥条約」「日露渡り鳥条約」「日豪渡り鳥協定」「日中渡り鳥協定」指定種 参考文献:『世界鳥名事典』(三省堂)『ポケット図鑑 日本の鳥300』(文一総合出版) 『鳥名の由来辞典』(柏書房)『山渓名前図鑑 野鳥の名前』(山と渓谷社) |