3月・コジュケイ
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イラスト:折笠由香利 |
コジュケイ【小綬鶏】 Bambusicola thoracica Chinese Bamboo Partridge キジ目キジ科 全長:約28cm 留鳥として本州、四国、九州などに生息する。 見られる主な所は、市街地から山地の林、草地、農耕地、木の多い公園など。 主に植物の種子や芽、葉など。昆虫類も食べる。 もともとは、中国南部・台湾に分布している鳥ですが、狩猟用の鳥として、日本に1918年に愛知県岡崎市、1919年に東京、神奈川県で放鳥されました。その後も各地に放鳥されました。 鳴き声は、「ちょっとこい」と聞こえるといわれます。 英名のBamboo Partridge は、竹藪のキジという意味です。 日本語の「綬」は、組紐や官印の紐、勲章や褒章を吊るす組紐のことです。もともとは、ベニジュケイの雄が、胸腹部が鮮やかな赤色で、そこに勲章をつけたような白斑があるので、「綬鶏」と名づけられたようです。 参考文献:『世界鳥名事典』(三省堂)『ポケット図鑑 日本の鳥300』(文一総合出版)『山渓名前図鑑 野鳥の名前』(山と渓谷社) |