カモメ 7月・カモメ



コチドリ
イラスト:折笠由香利
 
 
カモメ【鴎】
Larus canus
Common Gull
チドリ目カモメ科
全長:40~46cm

冬鳥としてほぼ全国に渡来し、北海道では春秋に多い。
見られる主な所は、沿岸や沖合、河口、干潟、内湾、湖沼、池河川など
食べるものは、魚類、ゴカイ、甲殻類。

夏だ、海だ、カモメだ!というイメージですが、カモメを調べると冬鳥でした。ということで、単なるイメージで、今回紹介します。(一年中いるイメージですが)

カモメは、カモメ科カモメの他にセグロカモメ、ウミネコ、シロカモメ、ユリカモメ等もカモメということがあります。
奈良時代に"かまめ"、"かもめ"の名で、平安時代に"かもめ"の名で知られているとのことです。"かもめ"の語源については、新井白石は、"かも"に似て小さいので、"鴨妻(かもめ)"という説、大言海は、"かも"に似て群れているから、"鴨群(かもめ)"という説、中西悟堂は、"かもめ"の若鳥には褐色の斑があり籠の目のような模様なので"籠目(かごめ)"の音の変化という説です。方言で、"かごめ"(土佐)"かごまい"(知多)"ごめ"(奥州)があるが、この説から来ているとのことです。

「日露渡り鳥条約」「日中渡り鳥条約」指定種

参考文献:『世界鳥名事典』(三省堂)『ポケット図鑑 日本の鳥300』(文一総合出版)『山渓名前図鑑 野鳥の名前』(山と渓谷社)『鳥名の由来辞典』(柏書房)