11月・キバシリ
|
イラスト:折笠由香利 |
キバシリ【木走】 Certhia familiaris Treecreeper スズメ目キバシリ科 全長:約13.5cm。 留鳥として九州以北に生息。北国や高山のものは冬季には多少移動する。 見られる主な所は、北海道では平地から山地、他は亜高山帯の大木のある林など。 食べるものは、昆虫類やクモ類。 "きばしり"(木走)の名は樹の幹の上を走り廻るから。飛翔力はあまり強くないですが、地上に降りることはありません。らせん状に幹を登りながら採食し、近くの木の根元に飛び、またらせん状に幹を登ることを繰り返します。雛も2週間ぐらいで巣立ち、ほとんど飛ぶことができませんが、木に登ることはすでにたくみであるそうです。 参考文献:『世界鳥名事典』(三省堂)『ポケット図鑑 日本の鳥300』(文一総合出版)『鳥名の由来辞典』(柏書房) |