10月・キクイタダキ
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イラスト:折笠由香利 |
キクイタダキ【菊戴】 Regulus regulus Goldcrest スズメ目ウグイス科キクイタダキ属 全長:約10cm。メジロより小さく、日本最小の鳥の一つ 留鳥または漂鳥として九州以北に生息し、中部地方以北で繁殖する。 平地から山地の針葉樹のある林など。 針葉樹の種子や芽などを採食するが、特にマツの種子を好む。(『ポケット図鑑 日本の鳥300』より) ルクセンブルクの国鳥 平安時代から"まつむしり"の名で知られ、室町時代から"きくいただき"と呼ばれるようになりました。"きくいただき"の名は、菊の花のような羽毛を頭に載せているからである。 英名のGoldcrest は、「黄金色の冠羽」という意味です。俳句の季語としては、「春」ですが、名前の「菊戴」にちなんで秋の季語とする場合もあります。 「日露渡り鳥条約」指定種。 参考文献:『世界鳥名事典』(三省堂)『ポケット図鑑 日本の鳥300』(文一総合出版)『鳥名の由来辞典』(柏書房)『山渓名前図鑑 野鳥の名前』(山と渓谷社)『俳句の鳥・虫図鑑』(成美堂出版) |