ベニマシコ
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イラスト:折笠由香利 |
ベニマシコ【紅猿子】 Uragus sibiricus Long-tailed Rosefinch スズメ目アトリ科 全長:約15cm。 漂鳥としてほぼ全国に生息。主に北海道で繁殖し、他の地域では冬鳥 平地から低山の林、草原、湿原、川原、潅木林、アシ原など 草木の種子や実、昆虫類を採食する。 雄は、紅色の羽を持ってますが、雌は褐色です。 江戸時代中期から、"べにましこ""てりましこ""こましこ""さるましこ"の名で知られていました。 "ましこ"は、「猿子」と書き、サルの古名に由来します。雄の顔、頭部、胸腹部が紅色をしているので、赤い顔のニホンザルにたとえた名前ということらしいです。 「日露渡り鳥条約」指定種。 参考文献:『世界鳥名事典』(三省堂)『ポケット図鑑 日本の鳥300』(文一総合出版)『鳥名の由来辞典』(柏書房)『山渓名前図鑑 野鳥の名前』(山と渓谷社) |