2月・ハヤブサ
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イラスト:折笠由香利 |
ハヤブサ【隼】 Falco peregrinus Peregrine Falcon タカ目ハヤブサ科 全長:雄 42cm。雌 49cm 留鳥または漂鳥としてほぼ全国に生息する。 海岸の岩棚や河川、湖沼、農耕地など。 主に小鳥を空中で襲って捕まえる。 断崖上から翼をすぼめて時速400km以上で急降下したり、時速80~100kmで追いかけて鳥などを捕食します。 奈良時代から"はやぶさ"の名で知られています。 ハヤブサの属名 Falco の語源は、古典ラテン語 falx 刃が細い三日月型の草刈り鎌の意味です。ハヤブサの湾曲した長く鋭い爪をこの鎌に例えたということです。 鷹狩用の鳥として、用いられることがあります。 「日米渡り鳥条約」「日露渡り鳥条約」指定種。 参考文献:『世界鳥名事典』(三省堂)『ポケット図鑑 日本の鳥300』(文一総合出版)『鳥名の由来辞典』(柏書房)『山渓名前図鑑 野鳥の名前』(山と渓谷社) |