2月・ミソサザイ
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イラスト:折笠由香利 |
ミソサザイ【鷦鷯】 Troglodytes troglodytes Wren スズメ目ミソサザイ科 全長:約11cm 留鳥または漂鳥として、沖縄県を除く全国に生息してます。 平地から山地の下草がよく繁茂した河川や渓流、沢、林などで見られます。 昆虫類やクモ類を採食します。 奈良時代から"ささき""さざき"の名で知られている。"ささき"の名は、「ささ」が小さい、「き」は鳥を示す接尾語で「小さい鳥」の意であるとされます。平安時代には、"さざい"とも呼ばれるようになりました。室町時代に"みぞさんざい""みそさんざい""みそさざい"の名が生まれて、"みそさざい"に定着しました。"みぞさんざい"の名は、小川(溝)に住んでいる"さざい"の意です。 参考文献:『世界鳥名事典』(三省堂)『ポケット図鑑 日本の鳥300』(文一総合出版)『山渓名前図鑑 野鳥の名前』(山と渓谷社)『鳥名の由来辞典』(柏書房) |