8月・アマサギ
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イラスト:折笠由香利 |
アマサギ【猩々鷺】 Bubulcus ibis Cattle Egret コウノトリ目サギ科 全長:50cm 夏鳥として本州以南に渡来します。北海道南部ではまれで、暖地では越冬もする。 平地の水田、湿地、草地、放牧場などで見られます。 カエル、トカゲ、バッタなどを採食します。 繁殖地は、日本・東南アジア・インドのはか、イベリア半島、アフリカ、オーストラリア、北アメリカに点々とあります。日本には、夏鳥として渡来して、繁殖します。 水牛や牛について歩き、驚いて飛び出すバッタやカエルを捕えて、食べます。英名はこの習性に由来しています。 日本では、室町時代の文献に"あまさぎ"の名が見られます。 漢字名の「猩々鷺」は、猩々という酒好きの想像上の動物から由来しています。 和名のアマは、繁殖羽の色を飴色と表現したものです。 日本でも、"うしさぎ"という異名があり、牛の後をついて歩く習性からきています。 「日米渡り鳥条約」「日豪渡り鳥協定」「日中渡り鳥協定」指定種 「ワシントン条約」付属書III掲載種 参考文献:『世界鳥名事典』(三省堂) 『ポケット図鑑 日本の鳥300』(文一総合出版) 『鳥名の由来辞典』(柏書房) 『山渓名前図鑑 野鳥の名前』(山と渓谷社) |