9月・センダイムシクイ
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イラスト:折笠由香利 |
センダイムシクイ【仙台虫喰】 Phylloscopus coronatus Eastern Crowned Leaf Warbler スズメ目ウグイス科 全長:約13cm 夏鳥として九州以北に渡来する。南西諸島では旅鳥として渡来する。 平地から山地の林などで見られます。渡り期には市街地の公園や街路樹などでも見れます。 昆虫類やその幼虫、クモ類、ときには木の実も食べます。 属名Phylloscopusは、ギリシャ語のphullon(木の葉)とskopos(番人)からなります。いつも木の葉を調べて、昆虫などの食べ物を探している生態によります。 さえずりはチョチョビーと聞こえ、このさえずりから名前が「仙台虫喰」と名付けられたけど、その説はいろいろとあります。 歌舞伎の先代萩から鶴喜代姫君と聞きなしたという説や、 チョチョというさえずりからチヨムシクイと呼ばれ、千代虫喰が誤読されてセンダイムシクイとなったという説があります。 「日露渡り鳥条約」「日中渡り鳥協定」指定種 参考文献:『世界鳥名事典』(三省堂) 『ポケット図鑑 日本の鳥300』(文一総合出版) 『山渓名前図鑑 野鳥の名前』(山と渓谷社) |