4月・サメビタキ
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イラスト:折笠由香利 |
サメビタキ【鮫鶲】 Muscicapa sibirica Siberian Flycatcher スズメ目ヒタキ科 大きさ:14cm 夏鳥として中部地方以北に渡来します。それよりも南では旅鳥として渡来します。 山地の、針葉樹が混じった林などで見られます。渡り期には平地の林や公園などでも見られます。 ハエなどの飛行する昆虫類をよく採食します。木の実も食べます。 ロシア南東部・モンゴル・中国北東部・カムチャッカ半島・サハリン・日本とヒマラヤで繁殖し、インド・東南アジアで越冬します。 属名はハエをとるもの、種小名はシベリアに由来します。英名では、Sooty Flycatcher または Dark-sided Flycatcher ともいいます。 "さめびたき"の名は、羽色が灰褐色で鮫皮の色に似ているからです。 「日露渡り鳥条約」「日中渡り鳥協定」指定種 参考文献:『世界鳥名事典』(三省堂) 『ポケット図鑑 日本の鳥300』(文一総合出版)『鳥名の由来辞典』(柏書房) |