kisetsu201404_t.gif  4月・サメビタキ



サメビタキ
イラスト:折笠由香利
 
 
サメビタキ【鮫鶲】
Muscicapa sibirica
Siberian Flycatcher
スズメ目ヒタキ科
大きさ:14cm
夏鳥として中部地方以北に渡来します。それよりも南では旅鳥として渡来します。
山地の、針葉樹が混じった林などで見られます。渡り期には平地の林や公園などでも見られます。
ハエなどの飛行する昆虫類をよく採食します。木の実も食べます。

ロシア南東部・モンゴル・中国北東部・カムチャッカ半島・サハリン・日本とヒマラヤで繁殖し、インド・東南アジアで越冬します。
属名はハエをとるもの、種小名はシベリアに由来します。英名では、Sooty Flycatcher または Dark-sided Flycatcher ともいいます。
"さめびたき"の名は、羽色が灰褐色で鮫皮の色に似ているからです。

「日露渡り鳥条約」「日中渡り鳥協定」指定種



参考文献:『世界鳥名事典』(三省堂)  『ポケット図鑑 日本の鳥300』(文一総合出版)『鳥名の由来辞典』(柏書房)