1月・ナベヅル
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イラスト:折笠由香利 |
ナベヅル【鍋鶴】 Grus maonacha Hooded Crane ツル目ツル科 大きさ:全長約100cm 冬鳥として鹿児島県と山口県、高知県に定期的に渡来します。 水田や畑などの農耕地、湿地、河川などで見らます。 主に植物の種子や魚類、昆虫類も食べます。 山口県の八代盆地と鹿児島県の出水平野が渡来地として有名です。 山口県の県鳥です。 古くは、"くろづる"の名で呼ばれていましたが、江戸時代になって"なべづる"と呼ばれるようになりました。 "なべ"は、墨のついた鍋の色(灰黒色)という意味らしいです。 種小名は、「修道士のようにフードをかぶった」という意味です。 「レッドデータブック」「IUCNレッドリスト」絶滅危惧II類種。「種の保存法」国際希少野生動植物種。「日露渡り鳥条約」「日中渡り鳥協定」指定種。 「ワシントン条約」附属書I、「ボン条約」附属書I掲載種 参考文献:『世界鳥名事典』(三省堂) 『ポケット図鑑 日本の鳥300』(文一総合出版) 『鳥名の由来辞典』(柏書房) 『山渓名前図鑑 野鳥の名前』(山と渓谷社) |