3月・キョウジョシギ
|
イラスト:折笠由香利 |
キョウジョシギ【京女鷸】 Arenaria interpres Turnstone チドリ目シギ科 大きさ:全長約22cm 旅鳥として全国に渡来し、暖地では少数が越冬します。 海岸の砂浜、岩場、干潟、河口、河川、水田などで見らます。 岩の隙間、砂地などから昆虫類や甲殻類などをとらえて食べます。 属名は砂、種小名は見張り番の意味です。見張り番は、危険が近づくとギョッギョッという鳴き声を発することに由来します。 英名は石をひっくり返して餌をさがす習性を表しています。 日本語の「京女鷸」は、華やかな夏羽を艶やかな京都の女性にたとえた名前、または、ギョギョギョあるいは、キョキョキョと聴き取れる声が「京女」と聴き取れたという名前であるという説もあります。 「日米渡り鳥条約」「日露渡り鳥条約」「日中渡り鳥協定」指定種。 参考文献:『世界鳥名事典』(三省堂) 『ポケット図鑑 日本の鳥300』(文一総合出版) 『山渓名前図鑑 野鳥の名前』(山と渓谷社) |