11月・トウネン
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イラスト:折笠由香利 |
トウネン【当年】 Calidris ruficollis Red-necked Stint チドリ目シギ科 大きさ:全長約15cm 旅鳥としてほぼ全国に渡来します。九州以南では越冬する個体もいます。 海岸の砂浜や干潟、河口、河川、水田、他に池などの湿泥地で見られます。 地表面の甲殻類や貝類などの幼生を食べます。 種小名と英名は夏羽の頸が赤色になることに由来します。 "とうねごしき"というのが古い名です。"とうねご"の語源は、シギ類の中で最も小さいので、当年子、その年に生まれた子の意味でつけられたとされています。 「日米渡り鳥条約」「日露渡り鳥協定」「日豪渡り鳥協定」「日中渡り鳥協定」指定種。 参考文献:『ポケット図鑑 日本の鳥300』(文一総合出版) 『世界鳥名事典』(三省堂) 『鳥名の由来辞典』(柏書房) |