メンフクロウ
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イラスト:ヨシコ |
メンフクロウ【面梟】 Tyto alba Common Barn Owl フクロウ目メンフクロウ科 全長29~44cm ヨーロッパ・アフリカ・南北アメリカとインドからオーストラリアの熱帯に分布 主にげっ歯類を捕食する。 白色から褐色の顔は、額も含めて全体がハート型に縁取られていて、これが仮面をつけているかのように見えるので和名では、「面梟」という名前がつきました。 欧米では、高音の目立つ鳴き声から「金切り声のフクロウ」といわれることもあります。 英米文学では、「不吉な鳥」というイメージで語られることがあります。納屋や教会の塔、木の洞や岩場のくぼみの薄暗い場所に営巣することや、不気味な鳴き声、幽霊のようなシルエットのために、昔から人々の心に恐怖心を植え付け、忌み嫌われてきたということらしいです。 昔は、「不吉な鳥」として、シェークスピア等に語られてきたメンフクロウですが、いろいろなフクロウが活躍するファンタジー小説『ガフールの勇者たち』(Guardians of Ga'Hoole)キャスリン・ラスキー(Kathryn Lasky)著では、主役の1羽として堂々と活躍しております。 参考文献:「世界鳥名事典」(三省堂)「世界鳥類大図鑑」(ネコ・パブリッシング)「英米文学の鳥たち」(大阪教育図書) |