ホロホロチョウ
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イラスト:ヨシコ |
ホロホロチョウ【珠鶏】 Numida meleagris Helmeted Guineafowl キジ目ホロホロチョウ科 全長:53~63cm。 サハラ以南のアフリカに9亜種が分布。乾燥した草原や明るい林に生息 草の種子、木の実やシロアリなどの小動物を食べる。水分は、食物中の水分と植物につく露によって補う。 20~200羽の群れで生活し、1日に数十kmも歩くことがあります。飛翔力はありますが、外敵から走って逃げます。 15世紀ころから食肉用としてヨーロッパに輸出されました。 マダガスカル・アラビア半島では人為的に持ち込まれたものが野生化しました。 江戸時代にオランダ船により"ポルポラート"の名で輸入され、"ポルポラート"が訛って、"ほろほろあとり"を経て"ほろほろてう"になったと考えられます。「ほろほろ」と鳴くからという説もありますが、実際はギャアギャアという騒々しいものです。「ほろほろ」はもともとキジやヤマドリの羽音の形容です。 漢字の珠鶏は、散在する白斑の模様に由来します。 参考文献:「世界鳥名事典」(三省堂)『世界鳥類大図鑑』(ネコ・パブリッシング)『鳥名の由来辞典』(柏書房) |