sekai201302_t.gif  クサムラツカツクリ



クサムラツカツクリ
イラスト:ヨシコ
 
 
クサムラツカツクリ【草叢塚造】
Leipoa ocellata
Malleefowl
キジ目ツカツクリ科
全長:約60cm
オーストラリア南部
生息場所は、温暖でやや乾燥した森林や低木の藪に生息します。
雑食のようです。さまざまな種子をたべます。

落ち葉や枝、樹皮などで高さが60cmぐらいになる巨大な塚を作ります。そこの内部に卵を産みます。抱卵せず、塚の中の有機物の発酵熱で卵を温めます。温度の調節は雄が行います。

属名は、ギリシア語で卵を放棄する者の意味です。種小名は、ラテン語で目玉模様のある意味です。
英名は、アボリジニがマリーと呼ぶユーカリ属の低木林を好むことに由来します。Lowanともいいます。

「種の保存法」国際希少野生動植物種。「IUCN レッドリスト」絶滅危惧II類種


参考文献:『世界鳥名事典』(三省堂)『世界鳥類大図鑑』(ネコ・パブリッシング)